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■■■■■   日本版401kニュース[第38号] 2010/07/15(木)   ■■■■■
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  どうなる!日本の企業年金
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 企業年制度は確定給付型と確定拠出型がある、という教科書的な説明は誰でも理解
出来ます。
しかしながら、企業の財務状況や経済の動向から「給付減額」を企業の裁量で行うと
いう事を、いくら加入者から同意を得ても、そんなに簡単に実施できるものでしょう
か。
これでは「確定給付型」というより「変動給付型」と言っても過言ではありません。
就業規則や退職金規程に基づいて、入社したときに退職時の退職金が確定しているの
が確定給付型です。
「変動給付型」という従業員や加入者に一番厳しいことを押し付ける前に、企業又は
企業年金担当者は運用体制及び運用方法の見直し、無駄なコスト削減を十分に行って
から「給付減額」するべきです。
 これから予想される日本の確定給付企業年金の将来像は最も悲観的な見通しで考え
ると
@運用の悪化に伴う積立不足の拡大
A受給者の増加、加入者の減少に伴う年金資産の減少
等が予想されています。
 確定拠出型(日本版401k)では、将来の年金額は確定していないので、それを覚悟
して自分で考え計画し運用していかなければならず、自己の責任を認識しなければな
りません。
 少子高齢化、低経済成長が続くと考えられる日本経済の将来像は決して明るくはな
いかも知れませんが、「約束は守る」という規律がなければ、組織や文化は崩壊しま
す。
 日本の企業文化は長年に亘っての信頼関係に基づき構築されました。
そのすばらしい文化を維持発展させる為にも、昨今おこなわれている企業年金の「給
付減額」の安易な考えは物事の本質を見失っていると考えます。

                    NPO法人確定拠出年金相談センター
                         理事長   増田 博美

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