2006/5/18 掲載
 今回号より新しく始まりましたシリーズ「ドキュメント企業年金−日本版401k」では企業年金にまつわる課題を検討し、企業と加入者の方のためのより良い制度の運営に貢献できますよう様々な角度から情報を提供させて頂きたいと考えています。
 第1回は「企業の果たす役割−加入者向け運用アドバイスの方法」をお伝え致します。
 
   確定拠出年金制度発足から丸5年が経過し、その間に加入者間では大きな「資産運用の格差」が発生しています。この格差は単に加入者の「自己責任」としてだけでは済まない多くの要因を含んでいます。松下電器やNTT、TBS等大企業の企業年金改革は中小企業より先行しましたが、同時に給付減額等の「訴訟問題」にも発展しています。

 そして今後は「運用格差」を是正する点でも企業の果たす役割が益々重要になって参りました。
 日本版401kの投資教育は「企業の義務」として確定拠出年金法に定められており、これはあくまでも企業の責務であり運営管理機関へ委託してもよいという位置付けです。

 運営管理機関は「情報提供」が業務であり加入者への「運用アドバイス」を行うことはできません。加入者が一番求めている「運用アドバイス」を自社の社員、または組織で行うか、外部機関へ委託(アウトソーシング)するかは企業の裁量です。

 このシリーズでは投資教育を自社で行う場合の内容及び方法をグローバルハートのテキストを使って解説して参ります。第1回目は集合研修教育用カリキュラムの参考一覧からお伝えします。
 
 
確定拠出年金(日本版401k)の投資教育カリキュラム(例)
 
セミナー形式【基礎コース】
内 容

基礎コース

1時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品の期待できるリターンと考えられるリスク
  8. 資産運用の留意点
  9. 長期運用の考え方とその効果
1時間30分コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品の性格と特徴
  8. 期待できるリターンとリスク
  9. 資産運用の留意点
  10. リスクの種類
  11. 長期分散運用の考え方とその効果
2時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の役割
  8. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の行為準則(責務及び禁止行為の内容)
  9. 金融商品の性格と特徴
  10. 期待できるリターンとリスク
  11. 投資信託、株式、債券、保険等のしくみと価格変動要因
  12. 資産運用の留意点
  13. リスクの種類
  14. 長期分散運用の考え方とその効果
 
セミナー形式【応用コース】
内 容

応用コース

1時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品のしくみ・投資信託・保険
  8. 資産運用のポイント・リスクの考え方・長期分散投資の考え方
  9. 早くから貯蓄を始めることの優位性
1時間30分コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品の性格と特徴
  8. 期待できるリターンとリスク
  9. ライフプランの考え方
  10. 資産運用の留意点
  11. リスクの種類
  12. 長期分散運用の考え方とその効果
  13. 自己責任についての考え方
  14. 退職までに貯蓄すべき金額の計算方法
2時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の役割
  8. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の行為準則(責務及び禁止行為の内容)
  9. 金融商品の性格と特徴
  10. 期待できるリターンとリスク
  11. 投資信託、株式、債券、保険等のしくみと価格変動要因
  12. 資産運用の留意点
  13. リスクの種類
  14. 長期分散運用の考え方とその効果
  15. ライフプランの考え方
  16. 自己責任について
  17. 早くから貯蓄を始めることの優位性
  18. 退職後に必要な収入の計算方法
  19. 退職までに貯蓄すべき金額の計算方法
 
セミナー形式【総合コース】
内 容

総合コース

1時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品のしくみ・投資信託・保険
  8. 資産運用のポイント・リスクの考え方・長期分散投資の考え方
  9. 早くから貯蓄を始めることの優位性
1時間30分コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 金融商品の性格と特徴
  8. 期待できるリターンとリスク
  9. ライフプランの考え方
  10. 資産運用の留意点
  11. リスクの種類
  12. 長期分散運用の考え方とその効果
  13. 自己責任についての考え方
  14. 退職までに貯蓄すべき金額の計算方法
  15. 退職後に必要な収入の計算方法
2時間コース
  1. わが国の年金制度の概要と確定拠出年金の位置づけ
  2. 加入できる者と拠出限度額
  3. 運用商品の提示方法と預替え機会の内容
  4. 給付の種類、受給要件、受取方法
  5. 離・転職した場合の移換の方法
  6. 税制措置
  7. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の役割
  8. 事業主、国基連、運営管理機関及び資産管理機関の行為準則(責務及び禁止行為の内容)
  9. 金融商品の性格と特徴
  10. 期待できるリターンとリスク
  11. 投資信託、株式、債券、保険等のしくみと価格変動要因
  12. 資産運用の留意点
  13. リスクの種類
  14. 長期分散運用の考え方とその効果
  15. ライフプランの考え方
  16. 自己責任について
  17. 早くから貯蓄を始めることの優位性
  18. 退職後に必要な収入の計算方法
  19. 退職までに貯蓄すべき金額の計算方法
  20. 投資商品のパフォーマンス
  21. ライフ・ステージによって異なる投資戦略
 
   上記の一覧を見ていただくとお気づきのように、「投資教育」と一口に言っても「年金制度の概要」から「運用についての考え方」までの多量の情報を加入者に理解してもらうのは大変なことです。また、個人間でも理解度は異なり、求めている情報も様々なことから研修会等も回数を重ね理解度を高めていことが不可欠です。

 しっかりとしたカリキュラムで「投資教育」を行い、加入者が納得して運用を行うことは、加入者側・企業側、両者にとって重要なことだといえるでしょう。
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 *今回掲載いたしました「投資教育カリキュラム」や「投資教育」につきましてのご質問は下記までお願い致します。

  株式会社グローバルハート  gheart@fine.ocn.ne.jp
 
 
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